こんにちは*わんわんライフ編集部です*
今日は数あるドッグフードに含まれる「酸化防止剤」についてです。
ドッグフードランキングサイトや、良質なドッグフードの判断材料の一つとして大きな項目である、「酸化防止剤を使用しているか否か」
酸化防止剤を使用していないドッグフードほど、ワンちゃんの体の事を考えた優良のドッグフードとしてよく重点が置かれています。
聞くと酸化防止剤が使用されているドッグフードって体に良くないの?や、ガンになるって本当?とこの記事に辿り着いた方も思われているかもしれません。
今日はそんな酸化防止剤について本当に危険なものなのか?を徹底検証!
現代のドッグフード背景を踏まえながら、メリット・デメリットを誰でも分かるように解説していきます。
そもそもドッグフードは保存食なので、酸化防止剤を使用するのは当たり前
一つお聞きします。ドッグフードをワンちゃんに与えている方で、毎日フードを新しく未開封のフードをあげている方はいますか?
答えは簡単。そんな方はいませんよね。
一度開封したフードを早めにあげるという意識はあっても、毎日毎日新しいフードをあげている方はいらっしゃらないはずです。
もしいるとすれば、毎日新しいご飯をあげている方は手作りしている方くらいかと。
ですので、ドッグフードも開封してからなるべくフードを安全な状態に保つためには、どうしても酸化防止剤や保存料が必要になってきます。
逆に酸化防止などが加工されていないとどうなりますか?
人間と一緒で、腐った食べ物を食べてはワンちゃんも食中毒になってしまいます。
ですので一口酸化防止剤といっても、悪いとは言われていても実際はなくてはならないものなのです。
と、ここまで読むと酸化防止剤を推奨するように書いていますが、、
見方によって酸化防止剤に対する考え方が変わってくるという事をこれから解説していきます。
酸化防止剤には合成(人口)添加物と天然添加物の2種類がある
酸化防止剤や保存料は2つに分かれます。
それは「合成(人口)」か「天然」かの2つです。それ以上もそれ以下もありません。
2つの違いを簡単に一言で表すと、
合成添加物は効果(保存力)は高いが、体への影響(害)が高くなる
天然添加物は効果(保存力)は低いが、体にやさしい
このようになります。
なんとなくイメージも湧きやすいかと思います。
実際、世の中で酸化防止剤=粗悪な成分 と言われているのはどちらかお分かりでしょうか?
答えは言うまでもなく、人口添加物の方になります。
どんなに高級ドッグフードにも酸化防止剤は使用されている
こちらも誤解している方も多いのですが、保存着色料や酸化防止剤は配合なし!とうたっているドッグフードにもある酸化防止剤が使用されています。
それが先ほどあげた2つのうちの1つである「天然添加物」からできた酸化防止剤になります。
酸化防止剤は一切使用なし!と明記されているのは、人口的につくられた添加物は配合していないという意味あいになります。
当サイトでおすすめしている安心・安全のSランクドッグフードである「モグワン」と「カナガン」なんかがいい例です。
最高級ドッグフード【モグワン】とは?おすすめの理由や口コミ、最安値を徹底チェック!
高級ドッグフード【カナガン】は本当におすすめなのか成分や口コミを徹底分析!
どのサイトでも酸化防止剤は使用なしと明記されているところも多いですが、それは人口の添加物が配合されていないという意味になります。
天然添加物で使用される保存料として多いのが、ミックストコフェロール(ビタミンE)です。
人間のドリンクなどでもよく使用される極めて安全な天然成分であるのですが、天然であるがゆえに持続効果は長くありません。
そのため「モグワン」や「カナガン」などの人工添加物が一切配合されていないドッグフードは保存期間が短く、細かく注意を払う必要が出てきます。
頭に入れておくべき酸化防止剤はこの3つ!
実際に酸化防止剤と一言ではくくれないものである事はお分かり頂けたと思いますが、人工添加物でつくられた酸化防止剤の代表的な3つを解説していきます。
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
BHAはブチルヒドロキシアニソールとも呼ばれます。
そしてBHAはもともとガソリンの酸化防止のために合成された化学物質になります。
非常に強い抗酸化作用を持ち、マウス実験では経口投与した数分後に歩行困難になり死亡してしまったという事もあるくらい強力な添加物です。
膀胱ガンや甲状腺ガンを引き起こす発ガン性があると疑われているのもこちらのBHAが原因です。
そのため日本のドッグフード業界ではBHAを使用しないのが当たり前の原材料になっていますが、ドッグフードの中でも愛用者の多い「ロイヤルカナン」の原材料にBHAが配合されいるのは有名な話。
BHAを使用している事についてロイヤルカナン社はこのように明記しています。
ロイヤルカナン製品に使用しているBHAの量を一生食べ続けたとしても健康に影響を及ぼすことはありません。また、摂取したBHAは2日で体外に排出されますので蓄積されることはありません。
食品添加物として使用が認められている成分の使用基準は、一日摂取許容量(ADI)を超えない量で定められています。一日摂取許容量とは、人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとして、健康に影響をおぼさないとされる体重1キロあたり、一日あたりの摂取量のことです。
実際こちらでは影響がないとはっきりと書かれていますが、実際どのように感じるかは、、
あなた次第です。
個人的には最後の「人が・・・」と明記されてる時点で、そもそもワンちゃんにあげるフードなんだけど・・と個人的に感じるものはあります。
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
次に注意しておきたい酸化防止剤がBHTになります。
こちらは石油用の酸化防止剤として使用されてきたもの。
冷凍食品やガムなど一部の食品添加物に使われており、ガンを誘発する危険性があるため要注意です。
こちらは過去に多く使用されていましたが、今ではBHAの使用に切り替わっている事が多くそこまで添加されているものはありません。
エトキシキン
そして最後にこちらのエトキシキン。これははっきり言って危険大です。
日本では使用が認められていない程、非常に強い抗酸化作用を持つ酸化防止剤になります。
こちらはベトナム戦争でアメリカ軍が使用した枯葉剤の酸化防止に使われていたという歴史もあるそうで、海外のドッグフードなんかに配合されいるケースがあるので要注意。
アレルギー性皮膚炎反応を起こす可能性があったり、目や皮膚、肌に触れる事すら危険です。
また動物実験の結果から、腎臓、胃、膀胱、大腸ガンになるとの報告も。。
そもそもなんでそんな危険なエトキシキンが配合されているかというと・・ 飼料の原料になる魚粉が特定の状況下において自然発火する可能性があり、その発火を防ぐために、船舶で輸送される魚粉についてはエトキシキンを添加することが決められているそうです。
ペット安全法ではBHT・BHA・エトキシキンの基準が定めれている
皆さんはペット安全法とはご存知でしょうか?
法律の対象となるのは犬及び猫用のペットフードであり、ペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造、輸入又は販売は禁止される事になりました。(平成21年6月1日)
その中で実はBHT・BHA・エトキシキンの基準が定めれれており、合計量が基準値(ちなみに150)をオーバーしなければ、配合しても問題はないとされているんです。
ですのでこれを見ると、先ほどBHAが配合されているロイヤルカナンも問題はなし、という事になってしまうわけです。
専門家も大丈夫だし、法律内で規定値を守れば大丈夫となってしまいますが、実際それをどう感じるかは、、
先ほども述べましたが、あなた次第です。
実際口コミを見てもロイヤルカナンを愛用している方も多いですし、動物病院やブリーダーさんからもおすすめされた方も多いのではないかと思います。
わんわんライフ管理人も愛犬の柴犬をブリーダーさんから迎え入れた際、ブリーダーさんはロイヤルカナンをあげており、我が家もしばらくはそのまま継続しておりました。
ただ、動物実験などでも生死に関わるデータが出ているのも事実ですし、使用目的を調べて見ると怖くなったのも事実です。
まとめ
今日の記事をまとめると、酸化防止剤も一言で「酸化防止剤」としてくくる事はできず、その中でも安全なものと、安全ではなくおすすめできないものもあるという結論です。
100% の無添加を求めるなら正直手料理するしか方法はないと思います。
先ほども書いたように、どんな高級ドッグフードも天然添加物を使用した酸化防止剤を使用していますからね*
そこのところはしっかり理解しておいたほうがいいかと思います。
当サイトでもおすすめしている人口の酸化防止剤を配合せず、穀物不使用(グレインフリー)でもあり、人間でも食べて大丈夫なヒューマングレードをクリアした、これ以上にないおすすめドッグフードは下記にて紹介しています。
今回の記事とあわせて是非参考になれば幸いです*